この記事では、自己効力感（セルフエフィカシー）を高める方法や具体例について、私やクライアントの成功事例を交えてわかりやすく解説します。
自己効力感とは、自分が目標を達成できると信じる力であり、ビジネスや日常生活で成功するために欠かせない要素です。
小さな成功を積み重ねる方法や現実的な目標の設定、メンタルサポートの重要性について詳しく紹介し、自己効力感を高める実践的なアプローチを解説していきます。
自己効力感（セルフエフィカシー）とは
過去にうまくいった経験がある場合
まずは、自己効力感という意味を理解しないと始まりません。
自己効力感とは、過去に成功した経験や自分がうまくやってこれた記憶から生まれる「自分はできる」という確信です。
心理学的に言えば、
- 過去の成功体験は、今の自信をしっかりと支える土台となり
- その結果、未来に対しても前向きに挑戦する力を生み出す
ということ。
あなた自身の過去の経験が、現在の自信と未来への行動力に直結しているのです。
過去にうまくいった経験があるほど、今も「自分ならできる」という感覚が強まり、これからも自信を持って挑戦できるようになります。
たとえば、過去にある目標を達成できた人は、「次もできる」という自己効力感を持ちますよね。
逆に、失敗の記憶ばかりがあると、現在の自信が低くなり未来の挑戦に対して消極的になります。
自己効力感が強い人は、過去の成功から現在の自信を築き、未来に対しても「これならいける」と思えるので、行動を起こしやすくなります。
過去にうまくいった経験がなくても安心して
過去にうまくいった経験がなくても、自己効力感を生み出し高める方法はあります。
まずは、小さな目標を立てて成功体験を作ることが大切。
例えば、すぐに達成できる簡単なタスクを設定して、それをクリアすることで少しずつ自信をつけていきます。
大きな目標を立てていきなり成功しようとすると挫折しがちなので、一歩一歩積み重ねていくことがポイントです。
また、他人の成功体験を参考にすることも良いですね。
自分がまだ経験していないことでも、他の人がうまくいっている例を見て「自分もできるかも」と思えるようになります。
他人の成功を「自分もできる」という視点で捉えると、挑戦する意欲が高まりやすくなりますよ。
さらに、ポジティブな自己対話を意識する。たとえ過去にうまくいかなかったことがあっても、
- 次はできる
- 少しずつ進んでいる
と日々、自分に優しく語りかけることで自己効力感が徐々に育っていきます。
このポジティブな自己対話を続けることで、心が前向きになり、挑戦する力が強くなります。
要するに、過去の成功がなくても、
- 小さな成功を積み重ねる
- 他人の成功から学ぶ
- 前向きな言葉で自分を励ます
ことで、自己効力感は確実に高めることができるのです。一番だめなのは、あきらめること。あきらめた時点で終わってしまいますからね。
自己効力感 高めるメリット
自己効力感が高まると、物事に取り組む自信が増し、挑戦への意欲が自然と湧いてきます。
ビジネスや日常生活で自己効力感を持つことで、自分の行動が結果に結びつくという感覚が強まり、より前向きに目標を達成する力が生まれるのです。
このメリットを得ることで、自分の人生をコントロールしている実感が持て、失敗を恐れずに行動できるようになります。
自己効力感がもたらす変化
自己効力感が高まると、まず目に見えて変わるのが行動力です。
実例ですが、私のクライアントのAさんは、独立して自分のビジネスで稼ぎたいと相談を持ち掛けてきました。独立ということは会社の看板が無いということ。
彼には、自分のメンタルやマインド（ビジネスとしての考え方）がとても大切だということを教えました。
ビジネスの基本やメンタルやマインドの大切さを教えた上で、まずは私が実績を出していた「古本せどり」で商売の基本を教えることに。
ある程度スキルが身についた時、いろんな壁にぶち当たります。そんな時に、私がメンタルやマインドをサポートすることで彼は壁を越えていけたんです。
徐々に成果が出始め、月5万、10万と収益が増えていき、結果、メンタルやマインドがしっかり身についた頃には、月20万円を安定的に稼ぐようになってました。
勢いがついた彼は、さらに新しいビジネスを教えて欲しいと依頼してきました。次は、仕入れの無い利益率の高いYouTubeを教える事に。
ビジネスマインドがしっかり身についているため、彼は私の伝える事がすんなり理解できるようになり、かなり成長していました。
結果、YouTubeで月120万円を稼ぐまでになったんです。
彼の成功は、最初の小さな成果が自信に繋がり、その後の挑戦を後押しした結果です。
このように、自己効力感が強化されると、積極的に新しいことに取り組む意欲が増し、それがさらなる成功を呼び込むことになります。
成功体験が自己効力感に与える影響
自己効力感を高めるためには、成功体験が非常に重要。小さな成功でも、それが積み重なれば大きな自信に繋がります。
クライアントのBさんは50代のパート主婦で、ライターとして稼ぎたいと相談してきました。
最初は文字単価0.5円からのスタートです。「こんな金額では稼げない」と何度もくじけそうになっていました。
私がメンタルやマインドのサポートしていくうちに、彼女は壁を乗り越えていきます。壁を少し超えたかも？と思った頃に「文字単価1円の仕事が取れた」と報告をうけました。
勢いづいた彼女は、あれよあれよと自分の意志で仕事を受注し始め、ついには「文字単価5円」の受注を獲得するまでに成長していました。
あんなにメンタルが弱かったのに、メンタルやマインドが安定したことで、自力で「単価交渉」をしたと報告を受けた時は驚きのあまりズッコケました。
人ってこんなに変わるものかと。
この成功体験が、彼女の自己効力感を高めて結果的にパートをやめ、ライター一本で生計を立てることができるようになりました。
このように、成功体験は自己効力感を高め、新たな挑戦を自発的に促す原動力になります。
一度成功すると、「またできる」という自信が生まれ、その自信が次の挑戦への意欲につながります。成功の積み重ねがさらなる成功を引き寄せ、自己効力感がどんどん強化されていくのです。
自己効力感を高めるには？
先に述べた実例でもわかるように、自己効力感を高めるには、まず小さな成功を積み重ねることが大切ですね。
- 小さな成功を積み重ね
- 現実的な目標を設定
- 自分を褒める習慣をつける
こと。
自分にとって実現可能な目標を設定し、少しずつ達成していくことで自信がついてきます。
大きな目標を一気に達成しようとすると、途中で挫折する可能性が高くなりますが、小さな成功を続けることで自己効力感は確実に育ってきます。
また、自己効力感を高めるためには、自分を褒めることはとても大切です。小さな成功でもしっかりと認め、それを本気で喜び、褒めることが重要。
自己効力感を高めるには、自己評価が大切な要素であり、自分を褒める習慣を持つことで、それが自然に生まれてきます。
コーチングで自己効力感を高める
コーチングは、自己効力感を高めるための有効な手法の一つです。
心の状態を整えることで、自分に対する信頼感や前向きな姿勢を強化し、目標達成できるようになります。
私がクライアントと向き合う中で実感してきたのは、メンタルが整っていると、自然と自己効力感も高まるということ。
正しいコーチングで心のブロックを外し、自分の力を最大限に発揮するためのサポートをしてきました。
ポジティブな言葉がけの重要性
ポジティブな言葉がけも意識しています。
自分自身や周囲の人から前向きな言葉をもらうことで、自信がつき、物事に対して積極的な姿勢が生まれます。
例えば、クライアントAに対しても「〇〇さんならできるよ」という言葉を繰り返し伝えたことで、彼の自己効力感が高まり、最終的に大きな成果を達成することができました。
ポジティブな言葉は、自己効力感を育むための栄養のようなもので、日々の生活の中で取り入れることが大切です。
失敗を恐れず挑戦できる心を育てるためにも、前向きな声かけを意識することで、自然と自己効力感が育まれます。
メンタルブロックを取り除く方法
自己効力感が低い原因の一つに、メンタルブロックがあります。
これは「自分にはできない」という思い込みや、過去の失敗からくる恐れが原因で、自分の力を発揮できない状態です。
メンタルブロックを取り除くには、まず「自分にはできない」と思い込んでいることに気づくことが大切。
その次に、その思い込みが本当に正しいのか考え、少しずつその不安や恐れを乗り越えていくことが重要です。
焦らず、自分のペースで進めていけば、自然とメンタルブロックが解消されていきます。
実際は中々一人では思考を変える事はできません。本気で変えたい場合は、プロのコーチングを受けるのが良いですね。
まとめ
自己効力感を高めるためには、小さな成功体験を積み重ねることが大切とお伝えしてきました。
そして、これを効果的にサポートできるのが、経験を積んだプロから学ぶこと。
私自身、多くのクライアントと向き合い、共に成長する中で感じたことは、適切な指導とメンタルサポートがあれば、誰でも成功に近づけるということです。
一人で頑張るのも大切ですが、プロのサポートを受けながら、自分に合った方法で前進していくことで、確実に自己効力感を育てることができるのです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
